立ちポーズに見る独特のスタイル
横の絵を見てください。立ちポーズの場合、 たいてい
はどちらかの脚に重心がかかっています。また、 この方が描きやすいのです。
ちなみに、アニメを制作する際にはまず、 キャラクター表とかイメージイラストを何枚か描きますが、 コスチュームデザインのみならず、 個性や性格を表すためにも各キャラのキャラクターに合わせたポー ズをとらせます。 キャラクターは役者なので当たり前のことなのですが、 新人アニメーターは動かすことに精いっぱいで、 個性のある演技までは頭がまわりません。 そのためのキャラクター表でもあるのですが、 これは良い意味でも悪い意味でも記号化された動き(演技) とポーズになります。
それぞれのキャラクターの立ちポーズがちがっていて、 それぞれの立ちポーズがキャラクター個々の性格を表していますね 。
また、 アニメーターの描く立ちポーズで一番多いのは片足に重心を載せた ポーズで、特に女の子キャラによく見られます。 フィギュア化されたアニメキャラは、さらに「らしく」 見せるためこのポーズを極端に誇張しています。 この重心がかかったポーズは、 特に美少女キャラでなくてもとる立ちポーズですが、 一部の作品を除いて、3DCGではあまり見かけません。 いわいゆる「オタク」 系のキャラのイメージが強すぎてさけられているのでしょうか…… 。 その3DCGであえてこのポーズをとらせてみたらどうでしょうか ?
この片足に重心がかかっているポーズは、 アニメーションのキャラクターだけではなく、モデル業界でも基本のポーズとして通用しているものです。 首から上の頭と胴体、 それと腰から下の脚に角度とひねりを別方向にした、 S字またはZ字のポーズといわれるものです。 フィギィアにみられるように、 そこの角度がきついほどアニメや漫画きゅらに使われ、 リアルキャラほど角度は緩やかになります。
また、体重が乗っている側の脚を「ベーシックレッグ」、 そして自由に動かせる(たいじゅうがのっていない)側の脚を「 ショーレッグ」といいます。同じS字のポーズをとっていても、 このショーレッグのポーズの取り方を変えていくことで、 各キャラクターの個性、 性格などを出していくことができるようになります。
ところで、新人アニメーターでは、 まだまだデッサンの苦手な人がいるのですが、そんな人の場合、 よくこの段階でつまずいてしまうのです。
そういう人へのアドバイスとしては、頭(または鼻) の位置とつま先の位置に気を付ければ第1段階はクリアできるとい うことです。それから、歩きの時と同じように、足首が肩幅( または頭) より外側になると人間は立っていることができなくなります。 これは、実際自分でやってみるとよくわかるはずです。
はどちらかの脚に重心がかかっています。また、
ちなみに、アニメを制作する際にはまず、
それぞれのキャラクターの立ちポーズがちがっていて、
また、
この片足に重心がかかっているポーズは、
また、体重が乗っている側の脚を「ベーシックレッグ」、
ところで、新人アニメーターでは、
そういう人へのアドバイスとしては、頭(または鼻)
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