2014/12/02

キャラクターの個性を出す

静止ポーズでキャラクターの個性を出す

キャラクターを描くうえでは、静止ポーズ1つ1つとっても非常に奥深いものなのです。キャラクターの個性がポーズに表れ、見ただけでも性格がなんとなくわかるようになります。

足を交差させて立っている絵。髪の毛はショートで少し微笑んでいる。裸で胸も見える。表情は少し笑っており、理想的な体型とポーズである命を感じさせるファクター

ポーズが表す性格

動いていないのに動いて見える謎

アニメーションという言葉の語源を知っていますか? 「アニミズム」というラテン語です。意味としては、「命のないものに命を与える」というものなのです。命を持っているように見せるためには、動くということを前提として、私たちアニメーターは考えているわけです。ところで、動かすことを専門のスキルとして成り立っているアニメーターは、マンガ家とかイラストレーターとはまた違う能力を要求されていますが、不公平なことに世の中には50人に1人ぐらいの割合で、その能力を生まれつき持っている人たちがいます。初めてなのにいとも簡単にアニメーションの作画ができたり、2Dアニメーションのようにたくさんの画を使って動きを作るのではなく、止まっているキャラクターに命を吹き込むことができる、うらやましい才能の持ち主がいるのです。
マンガ家やイラストレーターにも、何人もそういう人たちがいますが、最近目立ってきているのが、フィギィアの原型師のひとたちです。もっとさかのぼれば、中国で何百年も昔からある泥人形、ローマやギリシャの彫刻なども含まれています。体の造形能力がすごいのはもちろんなのですが、そのポーズの取り方にアニメーションを感じさせるのです。
上のフィギアを見てください、ひねりのあるポーズの例です。女の子らしくやわらかい体でひねりが入っています。何もないところからもしこれを位置から描くのはかなり難しいのではないでしょうか。しかし、目の前にフィギアをおいて、ポーズをとらせてそれを描くことができれば、かなり参考になるはずです。もちらおん、その場合でも、アニメーターにデッサン力がないと、うまくえがくことはできませんが。













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