2014/12/03

キャラクターの個性を出す

アニメキャラクターの少女が座り込んでいる、その少女は学生服を着て足を外に投げ出して膝に手をついて座っている レールガンのミカサミコト立体造形の感覚を獲得したい


2Dアニメーションももちろん動きを再現しているわけですが、動きのポーズを描くことができても、命を感じさせることに関してはどうでしょうか? 確かkにフィギアとか彫刻は立体なので比較するのは間違っているかもしれませんが、本物の骨格や体の構造を研究し尽くしたうえでの造形には納得せざるを得ません。
ある意味、今のアニメーションはこう動かすときにはこう描く、こう描いたらこうなる、こういう風に動いて見えるというパターンが出来上がっています。それはそれでよいのですが、1体の人形に込められた動きポーズは選び抜かれた前後の動きを感じさせる究極のアニメーションなのかもしれません。


こういってしまうと、元も子もないのですが、逆に止まっているからこそ想像力を引き立てるのかもしれません。
それがよくわかるのが右の画です。女の子の静止ポーズで座っている絵ですが、単純に座っているだけでも、性格の違いでポーズが違ってくることがよくわかります。それに2Dと3Dの画でも、それぞれイメージが違ってきますね。
3DCGの初音ミクが座り込んでいる、髪はロングで眺め、学生服を着ているところで、2Dのアニメーションのパターン化された動きに疑問を感じていたころ、コンピュータで3Dでのアニメーションやフィギィアの世界に触れて、ピクサー社の電気スタンドが動き回る3DCG作品「Luxo jr.」が発表され「これだ!」と思いました。「アニメーション」、「命を吹き込む」、「立体」、「動き」、「性格」、すべてのもやもやを解決してつないでくれました。人の形をしていなくても、動きだけで命を感じさせる、動きで性格を表現できる。目からうろこが落ちた感じがしました。
また、同時期にゲームの仕事を依頼され、その内容が恋愛シュミレーションだったこともプラスになりました。正直言ってそれまでそういうゲームについては、何の知識もなかったのですが、キャラクターデザインの実作業に入ってみると、正確に夜ポーズの描き分けをしなければいけないという基本中の基本に気が付かされたのです。今から考えてみると当たり前すぎることなのですが、動きを滑らかにするということにとらわれていて、キャラクターの個性とか命というものを忘れていたようです。

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