2014/11/12

感情を考慮して動きをつけよう

役者が10人いれば10通りの、人間が00人いれば100通りの動きがあります。全く同じ性格のキャラクターが登場してきても面白いわけがなく、それぞれ違っていてこそ、見ていても感情移入ができるのです。


感情を持っているキャラクター

アニメーターは演出家

感情移入させるために
面白い映画やアニメ、漫画を見ていると、その世界に入り込んでしまったような感覚になります。身近なキャラクターの悲劇に涙したり、すごい力を持ったヒーローの戦いに爽快感を覚えたりします。作品の面白さのバロメーターになる、この【感情移入】というもの、それは見るほうだけでなく作る人間にとっても大切なことです。作っているとき、いかにキャラクターになり切れるか、それを楽しめるか………。これが作品の出来を大きく左右する部分です。
 感情を考慮する、その行動はなり切ってしまうのが手っ取り早い。皆さんも描いている人物と同じ感情をしてしまった経験がありませんか? 全身のアニメーションなら、もうっ全身でなり切っちゃうわけです。何も同じ動きをしながら作れと言っているわけではありません。自分が何かを見てはまってしまう時と同じで、キャラと心を共有するような感覚を持つということです。

うまいアニメーションがつけられたキャラクターは、背骨ンお動き、首の動き、指先の小さな動きまで、それはキャラクターの意思によるものと感じられ、描き手の存在は忘れられてしまいます。キャラクターの個性がうまく描かれていると、だれが描いたかよりもキャラクターの性格と動きのほうが気になり、ドラマに没頭することができます。
キャラクターの向こうに描き手の姿が見えないようにというのは、一見矛盾しているようですが、まずはそれを目指しましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿